シュモクザメ イメージ
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18日午前9時20分ごろ、和歌山県の田辺湾内でプレジャーボートに乗って釣りをしていた大阪市在住の男性(49)から「サメ1匹を目撃した」と田辺海上保安部に通報があった。同保安部は田辺市や白浜町などに情報を提供すると同時に船艇や航空機で周辺海域の確認作業にあたっている。 

 男性が目撃した場所は、白浜町の番所鼻灯台から北に約1・8キロの京都大学田辺中島観測灯付近。ボートから5メートルほどの場所で泳いでいた。体長約3メートル、頭の形からシュモクザメとみられるという。 

 白良浜など関西有数の海水浴場がある白浜町は、海水浴場にいるライフセーバーや監視員に注意喚起を呼び掛けた。町内4カ所の海水浴場はすべてサメネットで防護しており、町観光課は「ライフセーバーらと情報を共有しながら万が一に備えていきたい」と話す。