須磨海浜水族園
※大水槽で訓練する潜水士。人気を集めたが、今年は中止する=2014年1月18日、須磨海浜水族園(撮影・斎藤雅志氏)

 海上保安庁の緊急通報電話「118番」をPRするイベントが16日、須磨海浜水族園(神戸市須磨区若宮町1)で開かれる。目玉だった大水槽での潜水士の公開訓練が今年は中止に。潜水士の確保難に加え、サメが原因という。
 自然光が降り注ぐ水量1200トンの同園の大水槽では、アジの群れや外洋性のサメなどがより自然に近い形で楽しめる。2014年に始まったイベントでは、この大水槽で、海中捜索訓練などが披露された。
 今回、屈強な“海猿”の難敵になったのが、クロトガリザメとアカシュモクザメの計2匹。ホホジロザメのように人を襲うことはないが、ともに体長約70センチで同園に仲間入りし、今は倍ほどの大きさに育った。
 エサのサバやイカへの食いつきが激しく、「驚かすなど刺激を与えると、反撃してくる可能性もゼロではない」と同園。「訓練の継続した開催は難しい」と助言を受け、第5管区海上保安本部や神戸海上保安部は中止を判断した。潜水士は水槽前のクイズ大会で入園者と交流する。
 また、イベントでは、海上保安庁のマスコット「うみまる」との記念撮影や制服の試着ができる。5管本部は「現場で活躍している潜水士らと触れ合い、海を守る仕事を身近に感じてほしい」と話している。
 午前9時~午後5時。入園料が必要。18歳以上1300円、15~17歳800円、小中学生500円。同本部総務課TEL078・391・6556(田中宏樹氏)
※神戸新聞NEXTより

■【平成28(2016)年1月16日】第3回海上保安庁コラボ企画「海のもしもは118番」について

 須磨海浜水族園では、平成28年1月16日(土曜)、海上保安庁緊急通報用電話番号「118番」をより多くの皆様に知っていただくことを目的に、第五管区海上保安本部、神戸海上保安部とのコラボレーション企画を開催いたします。昨年の開催に続き、第三回の開催となります。
 当日は、海上保安官になりきれる制服試着体験やマスコットキャラクター「うみまる」が登場し一緒に記念写真撮影ができます。さらに、潜水器材、業務の様子がわかるパネルの展示などを行い、海上保安業務をわかりやすく皆様に紹介いたします。そして、スマスイの人気マスコット「スマッピー」も応援に駆けつけ、保安官とともに「118番」の周知を行います。
 この機会に、海上保安官の日頃の活動を知っていただき、海への関心を高めていただければと思います。
 
<開催日> 平成28(2016)年1月16日(土曜) 
<開催場所> 本館1階 エントランスホール・イルカライブ館
<主な内容>
・試着体験・記念撮影  実施時間 9時~17時
海上保安官の制服やウエットスーツ(子供用)の試着体験。海上保安庁のマスコット「うみまる」と当園マスコット「スマッピー」が登場し、一緒に記念撮影ができます。

・展示 実施時間 9時~16時
 潜水道具や活躍する保安官の写真などを展示いたします。

・ロープワーク教室 実施時間 9時~16時
 ロープの結び方や扱い方を海上保安官がお教えします。

・応援団長任命式 ※会場:イルカライブ館  実施時間 12時45分~12時50分
 海上保安官とうみまるより、応援団長「スマッピー」の任命式をイルカライブ館で行います。

・潜水士とのクイズ大会 実施時間 13時30分~14時
 潜水士から出題される海上保安官の仕事や、海での知識に関するクイズを実施します。                        

<参加費> 無料(別途入園料要)
※都合により内容が変更になることもございます。ご了承ください。