ヨシキリザメ のとじま水族館
※飼育水槽の中を泳ぐ体長30~50センチのヨシキリザメの幼魚=石川県七尾市ののとじま水族館で(下記、のとじま水族館HPより

 石川県七尾市能登島曲町ののとじま水族館は、ヨシキリザメの幼魚29匹の飼育を始めた。飼育例は国内外でも少なく、池口新一郎副館長は「1日でも長く飼育し、展示できるまでに育てたい」と話している。

 幼魚は体長30~50センチ。2016年4月11日に七尾市能登島鰀目(えのめ)沖の定置網で捕らえられた体長約2メートルの雌から生まれた。母ザメは網から引き上げられた後に死んだが、幼魚は館内の飼育水槽内を元気よく泳いでいるという。

 ヨシキリザメは熱帯から亜熱帯の水深350メートルほどで生息し、最大で体長4メートルにもなる。池口副館長によると、能登近海では、これまでも冬から春にかけ、定置網で捕まることがあったという。水族館では、以前にも飼育したことはあったが、3日間しか生きなかった。順調に成長すれば、展示も検討する。 (松村真一郎氏)
(2016年4月13日の記事)
※中日新聞より

※参考:のとじま水族館HP、すいぞくかん日記、ヨシキリザメbabyがやってきた!

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