世界の果てまでイッテQ!
※画像、番組内容より

世界の果てまでイッテQ!

■近日公開予定情報

<番組名>世界の果てまでイッテQ!  日テレ系 オーシャンズ金子氏の担当部分
<放送日>近日公開のため不明
※番組は、毎週日曜19時58分~放送

<内容>
・オーシャンズ金子こと、金子貴俊氏のコーナー
・オーシャンズ史上最高の激レア映像、
「すぐそこに海のギャング、シャチ襲来!?衝撃映像・・・」というナレーションでした。
※2016年7月17日放送済み予告内容より

※参考:
・世界の果てまでイッテQ! 番組HP
・金子貴俊氏ブログインスタグラム

※追記:2016年7月31日放送されました。
■オーシャンズ金子~エイの大群を追え!inメキシコ 

 やってきたのは金子4度目の訪問となるバハカリフォルニア半島・ロスカボス。ここから望むコルテス海こそ、ムンクイトマキエイが巨大な群れを作るという海。
 
 情報をくれた、水中カメラマン・アルフレッド。
7年会わぬうちにだいぶ老け込んだ。だが腕は確か。 

 海洋生物の楽園、メキシコ・コルテス海。
ムンクイトマキエイ・通称ミニマンタが1,000匹を超える群れを作る海。
 
 プロジェクトの鍵を握るのは二人の水中カメラマン。
まずはアルフレッド・バロッソ。そして小谷智士。
前回はリブリーザーのふたを忘れたが、今回は出発前に全ての器材を指差し確認。万全の体制でロケに臨む。 

 まずは、最高の器材で世界の水族館コルテス海を偵察。この時期のコルテス海は、プランクトンが大量に発生し、透明度は決して高くない。だがその分、豊富なエサを求めて様々な魚が集まってくる。 おびただしい数のイワシが太陽の光を浴びて銀色に輝く通称「シルバーフラッシュ」

 その上を見ればバラクーダの群れ。臆病なバラクーダも泡の出ないリブリーザーならここまで近づくことが可能となる。
 
 そしてこの海底で小谷にはどうしてもやりたいことがあった。それは1年前に見た世界最高峰のクルー。その真似事。小谷智士、150万円かけた夢がついにかなった。 

 話をミニマンタの大群に戻そう。
群れを作るのには様々な説はあるが、有力なのは交尾のため。オスとメスが一堂に会し相手を選ぶ、いわば集団お見合い。今年、小さな群れが目撃されているのはコルテス海南部の海域。

 そして金子は思わぬ光景を目撃する。ミニマンタが海面を飛ぶ、ジャンピングマンタ。まるで翼のようにヒレを使い次々とテイクオフ。30年間、コルテス海で仕事をしているアルフレッドもこれほどの数が一斉に飛ぶ光景は初めて見る。ジャンプするのはほとんどがオス。メスへ自分の存在をアピールする求愛行動だと考えられている。 

 海の中にはどれほどの数がいるのか。次々と猛スピードで泳ぎ去っていく。そこそこ数はいるが、移動の最中で追いつくことができない。 

 ここからは空からも捜索!ウルトラライトプレーン。チャーター料は1時間23,000円。そしてこれに誰が乗るかというと。水中カメラマン・小谷智士。
空に、左遷された。 

 朝一で上空からの捜索開始。群れを見つけたらすぐさま船に連絡を入れる。一方、金子は待機。連絡があるまでやることはない。
アルフレッドとアシスタント。もう人目を気にすることもなくなってきた。
しかし、この日は何の成果もあげられなかった。 

 その夜、金子はとある人物を訪ねた。ここに来るたびお世話になっている霊媒師トトさん。今回は全身にニンニクとお酢をすり込む。これで悪霊の力を、そぎ落とす。 

 チャレンジ最終日。
 
 この日コルテス海はにわかに活気づく。
シャチを発見!
 
 プランクトンが大量発生し魚の数が最も多いこの時期、ここはシャチにとって絶好の狩場となる。海洋における食物連鎖の頂点に君臨する最強ハンター。豊かな海を悠然と泳ぐ。 

 その時だった。空の小谷から連絡が入った。小谷が上空から見た光景、それは驚くべきものだった。海の色が黒く染まっている一帯。近づいてみると全てミニマンタ。群れの直径は50m以上。海面に浮いているだけでもおよそ500匹。水中にはどれほどの数がいるのか、見当もつかない大群。
船は急いで小谷が見つけたポイントへ向かう。ようやく掴んだ千載一遇のチャンス。 

 だがアルフレッドがもたついている。カメラの防水ケースの蓋が閉まらない。このままでは海に入る事ができない。だがその時だった。 空に左遷された小谷、ついに帰還。いろいろあったがついに水中へ。群れの真上にダイブ。 おぼろげだった姿をついにはっきりと捉えた。視界が悪く全体を捉えられないがすさまじい数がいる。 

 金子、今度は群れの下へ。海底から見上げると。独特のシルエットが幾重にも重なり上空を舞う神秘の光景。ミニマンタが大集結をするのは出会いを求めて。 

 オスは自分の存在をアピールしようと、海面でジャンプ。競うように、より高くより美しく跳ね上がる。メスはゆっくりと海を渡りながら、相手を品定め。カップルが成立すると群れから離れ交尾を行う。まさかこれほどまでの群れをカメラに収める事ができるとは。ナショナルジオグラフィックに匹敵する映像をものにした。 

 だが物語はここで終わらない。皆で勝利の喜びを分かち合い、港に戻ろうとしたその時だった。
 
 ミニマンタの群れをシャチが襲げき!
海のハンターは9頭。巧みなチームワークで獲物を追い詰める。 時に尾びれを鞭のように打ち付け、時に体当たり。圧倒的な攻撃力。 

 目の前で起こった壮絶な命のやりとり。子孫を残すため危険を承知で群れをつくるエイ。その機を決して逃さないシャチ。それはまさに、大が小を食う厳しい大自然の摂理。ハンティングはおよそ1時間にもわたり、我々はその映像を収めることに成功した。