高知 黒潮町入野
※画像、サメよけ用防護ネットの準備をする漁師=高知県黒潮町入野の入野漁港で、真明薫氏撮影:毎日新聞地方版より

 黒潮町入野で先月24日にサメとみられる生物にサーファーが足をかまれたことを受け、町がサメよけ防護ネットの設置など対策を本格化させている。町は2カ所の海水浴場を遊泳禁止にしていたが、防護ネット設置が済んだ浮津海水浴場の一部を2日から再開。入野海水浴場では5日にも設置し、翌日にも遊泳できるようにする。一方、土佐清水市でもサメの目撃情報があり、市が対応に乗り出している。【真明薫氏、松原由佳氏】

 2016年7月24日午後7時ごろ、入野海水浴場近くでサーフィンをしていた町内の男性がメジロザメとみられるサメに足をかまれ重傷を負った。町は同25日から両海水浴場を遊泳禁止にし、サーファーにも注意を呼び掛けた。

 町は付近の海域を調査したほか、はえ縄による捕獲を試みたが、サメなどは確認できなかった。このため、浮津海水浴場では住民が堤防東側の区域に防護ネットを張って対応し、町は遊泳禁止を解除した。一方、入野海水浴場を抱える入野漁港では3日、地元漁師12人の協力を得て、町が購入した防護ネットの準備作業があった。ネットは長さ300m、深さ約6mで5日に設置し、6日にも遊泳禁止を解除する。

 海水浴場以外でも活動するサーファーについては、引き続き注意喚起しているという。町産業推進室の門田政史室長は「いつから泳げるのか問い合わせが相次いでおり、何とか早く再開したい」と話している。

 一方、土佐清水市でも7月23日、2mほどのサメの目撃情報が大浜漁港の防波堤近くであったため、付近の浜辺に防護ネットが設置された。大浜地区では泳ぐ際は必ず保護者の目の届く範囲で泳ぎ、網の外には出ないよう掲示板などで呼び掛けている。隣接する同市中浜でも学校指定の海水浴場があるため、同様に防護ネットで対応している。海水浴場には監視員も配置し、遊泳できるかどうか判断しているという。
※2016年8月4日の毎日新聞地方版より